日記がおもしろい特集

特集に惹かれて野性時代の2008年4月号を古本屋で購入。
小川洋子のインタビューの中でとりあげられていた日記の本が気になったので箇条書き。

• 『アンネの日記』アンネ・フランク（文春文庫）
• 『成城だより　上・下』大岡昇平（講談社文芸文庫）
• 『断腸亭日乗　上・下』永井荷風（岩波文庫）
• 『東京焼尽』内田百けん（ちくま文庫）
• 『日の移ろい』島尾敏雄（中公文庫）
• 『富士日記　上・中・下』武田百合子（中公文庫）

『富士日記』なんて、“朝、はぺんのお味噌汁、ご飯、つくだに”みたいな、その繰り返し。でも、私にとってはすごく意味深い何かを発しているんです。

という小川洋子の日記の愉しみ方には共感できる。他人の日記を読むのなんて、小さな日常感に何かしら感じ入るものがあるかないかで、楽しめるか否か分かれてくると思う。