『ペンギンの憂鬱』アンドレイ・クルコフ(新潮クレストブックス)
ありえないような妙な話がいくつも日常の中に組み込まれているのに、大したひっかりもなくすんなりと受け入れられるのは、憂鬱症のペンギンがペットだからなのかもしれない。
唯一気になっていた、「ペンギンはどうやって寝るんですか? - Yahoo!知恵袋*1」という疑問も氷解してすっきりと眠れそう。
問題や困難を避けて「わき道」を進むなら、道は長くなる。道が長ければ、人生も長くなる。まさに結果よりもプロセスが大事なのだ。なぜなら、人生の最終的な結果というのはいつだって決まっている。「死」なのだから。(p257)
たぶん今の時代、自分の居場所を見つけて陣取るだけでもたいしたことなんだろう。(p260)
- 作者: アンドレイ・クルコフ,沼野恭子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: ペーパーバック
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*1:ベストアンサーのキレのある回答が素敵です。