so:an

読む。書く。のこす。

つい口にする

ただいま。おかえり。ここをサボって、想像上の山を登って降りてきたらツクツクボウシが鳴きはじめていた。
村上春樹国境の南、太陽の西』、宮本輝『ここに地終わり海始まる』。2冊とも内容は違うのに、僕の中ではいつもセットで思い出してしまう組み合わせ。同じような時期に読んだという以外に共通点はないんだけど、意味もなくタイトルを口にしてしまう。音にしたときのリズムが好きなのかもしれない。それで、共通項としてくくられているのかも。「こっきょうのみなみ、たいようのにし」「ここにちおわりうみはじまる」。
アウストラロピテクススリジャヤワルダナプラコッテ。たぶんこういう言葉と似たような感覚なんだと思う。