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2009年8月に読んだ本

小説としては佐藤亜紀の本に初挑戦だった8月。『バルタザールの遍歴』で初対面から問答無用の返り討ちに合うものの、『戦争の法』で多少距離が縮まった。と思うことにした。この2作の他はまだ読んでいないけど、ジーヴスシリーズと同様にゆっくり攻めてみよう。結局、薦めてくれた友人ほど心酔できたわけではないけれど、精細で独特な世界観に引き込まれて溺れてしまうのはわかる気がする。
坂口恭平の本は、侵入角度は違うものの「空間を独自に加工している人々」という意味では徐々に都築響一と似たような匂いがしてきたので今後が楽しみ。

8月の読書メーター

読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1733ページ

珍世界紀行珍世界紀行
★★★★。エロ・グロ・ナンセンスに興味を惹かれる人にとっては、格好のヨーロッパガイドブック。表通りのルーブル大英博物館、エルミタージュもいいが個人的には本書のような路地裏にあたるようなミュージアムに惹きつけられてしまう。
読了日:08月04日 著者:都築 響一
バルタザールの遍歴 (文春文庫)バルタザールの遍歴 (文春文庫)
★★★。残念ながら他の読者のようにスゴさがわからなかった。時折、差し込まれるユーモアや会話のリズム感は気に入ったんだけど。それにしても、ラクダにペペと名付けるなんて素敵すぎる。
読了日:08月05日 著者:佐藤 亜紀
戦争の法 (新潮文庫)戦争の法 (新潮文庫)
★★★★。『バルタザールの遍歴』はあまりしっくりこなかったが、続いて読んだこの本は相反して面白かった。毒気が強くてすっかり中てられた感じがする。皮肉が心地良いというのも困ったものだ。
読了日:08月09日 著者:佐藤 亜紀
科挙―中国の試験地獄 (中公文庫BIBLIO)科挙―中国の試験地獄 (中公文庫BIBLIO)
★★★。優れていた制度も時代に合わせて変化させないことには、有効に機能しないということか。屋上屋を建て増しても弊害が残るだけ。日本の官僚制度も今まさにその状態。
読了日:08月18日 著者:宮崎 市定
TOKYO一坪遺産TOKYO一坪遺産
★★。都市における空間論として面白い着眼点。ただ、素材を探すのが難しいからなのか、興味深い空間の具体例が少ないのが寂しい。都築響一のように多くの物件を紹介して欲しい。
読了日:08月18日 著者:坂口 恭平
ウォーク・ドント・ランウォーク・ドント・ラン
★★★。春樹と龍の対談。二人とも若いエネルギーが満ちている。今でも互いの新刊を読んだり、連絡し合ったりしているのだろうか。
読了日:08月20日 著者:村上 龍,村上 春樹

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