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日本vsオランダ(2010ワールドカップ備忘録)

0-1。
なんというか勝ち点を得るチャンスは十分にあったのにもったいないという心境になったのは、6月14日以前には考えられなかった。今日の戦いを見ているとまだまだ希望はある。次のデンマーク戦はこの試合での反省を十分に活かして予選突破を決めて下さい。
この試合もカメルーン戦と同じ布陣で、阿部をアンカーにおいて守備を固め大久保・松井・本田の力を信じて攻撃という現実的な戦い。前半は、しっかりと自陣でスペースを消してオランダにサッカーをさせずプラン通りに終えることができ一安心。そして後半早々立ち上がりの危険な時間帯で、スナイデルの見事としかいいようのないミドルシュートが川島の手をはじき飛ばしてゴールイン。クリアが小さかったり、スナイデルに詰め切れなかったりと細かいつっこみポイントはあるもののこの失点は仕方がない。それに、川島はこの試合でも大当たりでビッグセーブ連発。頼もしかった。川口能活から神が降りてくる方法を伝授してもらっているのだろうか?
ここから日本は勝ち点を取るために反撃にでるが、体のキレが災いしたのか大久保が周りの選手を使わずにミドルからボコスカと宇宙開発を2連発か3連発し始める。ドリブルや攻撃の起点としては、体のキレが活かされていたのにシュートとなるといつもの代表での試合と変わらず枠を捕えきれない。デンマーク戦では枠内にシュートが入ることを祈ってます。そうこうするうちに中村俊輔が松井と交代で出場。ベンチ生活を経て何かが変わったかと期待してみたけど、いや全然ダメ。ボールキープはできない、必殺バックパス、1vs1で勝負できない。このチームの戦い方では俊輔の居場所がない。俊輔の時代が終わったかと思うと寂しくもある。それにその後に交代して入ってきた岡崎・玉田もまったく効いていなかった。あの時間帯で走りもせずシュートも打たない選手を投入しても意味ないだろと岡田監督につっこみたい気分。
あと、収穫としてあげるなら前回オランダと戦ったときに日本の右サイドを好き放題に荒らしまわっていたエリアを長友が完封していたのは嬉しかった。完封するだけじゃなくて、きちんと攻撃にも参加していたしね。この大会での長友の奮闘ぶりは本当にすごいな。
試合が始まる前は、あのオランダ相手だし0−1までの敗戦ならOKOKと思いながら観戦していたけど、そこまで見えていた勝ち点がすこんっとこぼれ落ちるのを見るとやっぱり悔しい。次のデンマーク戦は、これまでの2試合と同様に守備をきっちりとそしてボールをゴールの中に入れてやって下さい。