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2010年7月に読んだ本

この夏は『怪奇小説傑作集』のシリーズを読んでしまいたいと思いながら手にとってみた。が、日本のホラーや怪談を読む時にたまに感じるような怖さはない。湿度の高い蒸し暑さを払ってくれることを期待して読んでみたけどその点では期待外れ。ただ面白くはあったので、この夏というより今年の宿題にした。
『カリブの悪夢』は、『怪奇幻想ミステリ150選』の中からのピックアップ。

7月の読書メーター

読んだ本の数:7冊
読んだページ数:2189ページ

検察の正義 (ちくま新書)検察の正義 (ちくま新書)
「検察の正義」というキーワードから見る検察という組織の内状。時代の流れとメンツの狭間で、おかしな方向に舵取りをしている今日この頃の検察庁といった風。
読了日:07月01日 著者:郷原 信郎
サニーサイドエッグ (創元クライム・クラブ)サニーサイドエッグ (創元クライム・クラブ)
ネコを探すための方法論として紹介してもよさそうな内容。前作ほど秘書に存在感はなかったものの、要所要所での事件への絡み具合がよい。
読了日:07月07日 著者:荻原 浩
モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号モンキービジネス 2009 Spring vol.5 対話号
村上春樹のロングインタビュー目的で読んだものの、川上弘美小川洋子の対談の方が予想外に面白かった。
読了日:07月11日 著者:柴田 元幸
蛇にピアス (集英社文庫)蛇にピアス (集英社文庫)
露骨なセックス描写は平気だけど、克明な身体改造の表現は苦手だったりする。作品のテーマ以前に、描写で心が萎えてしまうのは村上龍の初期の作品を読んだ時の感覚に似ている。作品の善し悪し以前の部分でコケたようだ。
読了日:07月19日 著者:金原 ひとみ
怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)怪奇小説傑作集 1 英米編 1 [新版] (創元推理文庫)
読む前に英米の怪奇小説に対して偏見があったのだけれど、この1冊を読んで目が覚めた。フランケンやドラキュラなどの物理的な恐怖感じゃあ・・・、というあんまりな偏見はヘンリー・ジェームズ「エドマンド・オーム卿」、M・R・ジェイムズ「ポインター氏の日録」、W・W・ジェイコブズ「猿の手」、アーサー・マッケン「パンの大神」に打ち砕かれた。
読了日:07月20日 著者:アルジャーノン・ブラックウッド,ブルワー・リットン,ヘンリー・ジェイムズ,M・R・ジェイムズ,W・W・ジェイコブズ,アーサー・マッケン,E・F・ベンスン,W・F・ハーヴィー,J・S・レ・ファニュ
カリブの悪夢 (海外ベストセラー・シリーズ)カリブの悪夢 (海外ベストセラー・シリーズ)
絶海の孤島ならぬ、大海の漂流船でのホラー。極限状態での理不尽さというのは怖いし、疑心暗鬼にならざるを得ない。
読了日:07月21日 著者:フランク・デ・フェリータ
1809―ナポレオン暗殺 (文春文庫)1809―ナポレオン暗殺 (文春文庫)
ナポレオン暗殺という副題ながら暗殺そのものへのサスペンスというよりもその周辺での、人と人が対峙した時の緊張感、本音なのか建前なのか定かではない駆け引きが醍醐味だったりする。相変わらず面白い佐藤亜紀作品。
読了日:07月23日 著者:佐藤 亜紀

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