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2010年8月に読んだ本

とにかく暑かった8月。熱を発する物には近づきたくなかったので、家でPCを起動するということが激減して、本を手に取る時間が増えたのは良かったかもしれない。ただ、それでももっと涼しい方が良かった。
8月は、佐藤亜紀作品制覇へ向けて一歩ずつ前進し、恩田陸熱が10年ぶり位で再発。常野物語シリーズをまとめ読み。貴志祐介の本には涼しくしてもらえたので他の作品も読んでみたい。『わが名はタフガイ ハードボイルド傑作選』で気になった作家にも手を伸ばしてみたいし、桜庭一樹赤朽葉家の伝説』からの流れでサンカの本にも手を広げ始めてしまった。ここ1,2年は薄ーく手を広げるばかりで、収束したものが何も無いような気がする上に手を広げた範囲すら境界線があやふやなので落ち着きがない状况。涼しくなったら棚卸をしてみないと。

8月の読書メーター

読んだ本の数:13冊
読んだページ数:4637ページ

陽気な黙示録―大蟻食の生活と意見‐これまでの意見編 (ちくま文庫)陽気な黙示録―大蟻食の生活と意見‐これまでの意見編 (ちくま文庫)
4章の「掟は天にない」が内容としては面白かった。特に中学生へ向けた文章は、これを中学生の時に読んでいたら意味を汲むことはできずとも刺激としては最上級のものを得ることができたのではなかろうかと思う。現に今でも十分な刺激を得られたことだし。
読了日:08月01日 著者:佐藤 亜紀
水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)水魑の如き沈むもの (ミステリー・リーグ)
一つ目小僧に人身御供。殺人事件の謎解きよりも秘められた儀式の謎解きの方を刀城言耶には期待してしまう。そういう意味において本作は良い内容だった。
読了日:08月05日 著者:三津田 信三
わが名はタフガイ ハードボイルド傑作選 (光文社文庫)わが名はタフガイ ハードボイルド傑作選 (光文社文庫)
国内の代表的なハードボイルド作家のアンソロジー。海外のハードボイルドは読んだことあるけど、国内の作品はあまり読んだことがない、という僕のような状况の人にとっては良い入門書になっている。どれも良かったが、特に気に入ったのは結城昌治仁木悦子大藪春彦の3人。
読了日:08月10日 著者:北方 謙三,逢坂 剛,大沢 在昌
黒い家 (角川ホラー文庫)黒い家 (角川ホラー文庫)
暑い夏、怪談や都市伝説で涼しくなった後に「それでも人間が一番怖い」という定型句があるけど、この本はそれを地で行った作品。臭いや音、視覚などの五感に訴えてくる緊迫感は、背中が寒くなりながらも手の平には変な汗をかいてしまう。くそ暑い熱帯夜におすすめです。
読了日:08月16日 著者:貴志 祐介
十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)十三番目の人格(ペルソナ)―ISOLA (角川ホラー文庫)
『黒い家』に続き手に取った。デビュー作ということで物足りない部分はあったものの、多重人格や臨死体験などのアイデアが最終的に嫌〜な恐怖感に結実する手腕は見事。
読了日:08月17日 著者:貴志 祐介
天使 (文春文庫)天使 (文春文庫)
文庫の装丁に惚れしてしまった。シンプルで力強いデザインは、作者の文体にも似ている。
読了日:08月19日 著者:佐藤 亜紀
サンカ学入門 (サンカ学叢書)サンカ学入門 (サンカ学叢書)
桜庭一樹赤朽葉家の伝説』を読んでサンカのことが気になっていたので読んだ。入門書としては広く浅く必要十分な内容で、サンカ研究の問題点や現状がわかりやすい。
読了日:08月20日 著者:礫川 全次
光の帝国 常野物語 (集英社文庫)光の帝国 常野物語 (集英社文庫)
再読。能力があるからこその悲哀というようなテーマの連作を、最後の一編でほんわかとした気持ちにしてくれるこの本が好きだ。
読了日:08月20日 著者:恩田 陸
夜のピクニック (新潮文庫)夜のピクニック (新潮文庫)
「夜」の楽しさ。自由にふらふらと遊び歩くようになってからは忘れてしまった、夜の解放感と友人との一体感。キャンプや修学旅行、部活の合宿は「夜」があるからこそ特別な思い出になるのだなと改めて思う。人生のある時点でしか過ごせない種類の夜があるということを思い出させてくれた作品。
読了日:08月21日 著者:恩田 陸
多読術 (ちくまプリマー新書)多読術 (ちくまプリマー新書)
読了日:08月23日 著者:松岡 正剛
蒲公英草紙 常野物語 (集英社文庫)蒲公英草紙 常野物語 (集英社文庫)
これを読むために『光の帝国』を再読。色々と感想はあるけれど、鉄砲水のような涙と一緒に流れ去ってしまった。
読了日:08月26日 著者:恩田 陸
エンド・ゲーム 常野物語 (集英社文庫)エンド・ゲーム 常野物語 (集英社文庫)
常野物語3。前二作とは毛色が変わった作品になっている。常野一族としてのアイデンティティともいえる不思議な力の存在意義を問うている為、面白いというよりは作者の試みとして興味深い作品だった。
読了日:08月26日 著者:恩田 陸
プレーンソング (中公文庫)プレーンソング (中公文庫)
ストーリーとしては特に何も起きないという書評を読んで手に取ってみた。80年代にブログがあったとしたらこういう日常系ブログがあったかもしれない。そして僕はそういうのが好きだから購読していたと思う。ただ、文章のリズムというか一文の長さは慣れないと違和感があって読みづらい。
読了日:08月29日 著者:保坂 和志

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