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『戦後ニッポン犯罪史』礫川全次(批評社)

『サンカ学入門』の著者が犯罪史についての本も出していたので、図書館で借りて読んだ。戦後の重大な事件をメインに50件の事件を取り扱っているが、事件の概要や背景など犯罪史の本として幹となる部分はあっさりとした記述で、未解決事件や冤罪と思われる事件について著者が披露する推理*1のような陰謀説のような怪しい記述が多くを占めているので得るところは多くはなかった。『サンカ学入門』ではしっかりと地に足の着いた論の組み立てをしていたのに。
蜂巣敦『殺人現場を歩く』くらい説得力のある想像だと著者独自の説を楽しむことができたのに。

戦後ニッポン犯罪史

戦後ニッポン犯罪史

*1:視点は面白いが