so:an

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犬が死んだ時のアレコレを含めた感情的な整理

先週末に急遽帰省して、あれこれしようと考えていたけど結局予定していたことをすることはなく、犬の遺骨を庭に埋める為の穴を掘ったことと家の大掃除・庭木の剪定くらいだった。
犬の死んだ当日にかかりつけの動物病院に相談したら、お寺を紹介されてそこで火葬から骨壷に入れて供養まで*1、人間が死んだときと同じようなシステムで進んでいったらしい*2。りっきーを飼い始めたときは現在のペットブームの欠片もない時代だったのに、12年経った後には幸か不幸かペットブームが社会的にも定着し始めていて(ペットに関する問題も多くなったとはいえ)揺りかごから墓場までの一連のインフラが整っていたのには驚いたし、助かった。正直、母からりっきーの死亡通知を受けたときには遺体をどうしようか?という事務的なことが頭に浮かんだから。そういうことなので、僕が見たのは骨壷とその中に納められたりっきーの骨だけ。
実家に帰る際にはそれなりに気持ちの整理はついていたし、意外に平気だなと考えていたんだけど、僕が門扉を開けたときに走って出迎えに来てくれていた、いつもの風景がないということを体感した時にひとしきり大きなダメージにさらされてしまった。目の前にいないという現実よりも、これまでの小さな習慣の中で常にいたはずの存在がなくなっているという事実に気が付く瞬間の方がより深刻に傷をつけられるらしい。

*1:望めば位牌などもあるらしい

*2:値段もそれなりしたけど、とは父談