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読む。書く。のこす。

2010-11-01から1ヶ月間の記事一覧

少女あるいはガールという入口

野村美月の「文学少女」シリーズを粗方読み終えたので、結城浩の『数学ガール』を手に取ってみた。少女=ガール、という安直なつながりだけで積まれた本の中から探し出して読んでみたものの、その分野に詳しい少女と主人公の少年という設定は共通していて、…

昔、昔あるところで

夏は猛暑で野菜が高騰し、秋は10月の低温で野菜が高騰しておったそうな。ただし米は安い。そろそろ給料に野菜手当が付いてもいい頃合なのではという村人の話を皮切りに、様々な手当の案が出てきた。公務員もびっくりなくらいどうでもいい手当の案ばかりじゃ…

書き方を忘れたカナリアは

空白期間が一ヶ月ではなく、一週間だったことにほんの少しの喜びを感じながら「記事を書く」のリンクをクリックしたのはいいものの、困ったことに何をどう書くかという日記の作法が体から抜け落ちているようで思うように指が進まない。たいして有用な作法が…

2010年10月に読んだ本

遅まきながらのまとめ。文学少女シリーズを粛々と読み進め、面白いよと借りた『阪急電車』をその日のうちに読み終え、宮本常一『忘れられた日本人』で失われつつある(あるいは、失われた)生活多様性について想いを巡らせた10月。 10月の読書メーター 読ん…

黄砂に吹かれて

季節外れの黄砂の影響で花粉症のような症状が出てしまい、眼と鼻が眉間を中心にくしゃっとなった上で引っ張られたような感覚の昨日今日です。 さて、沈黙していた期間中、漫画本の貸し借りが極々狭いエリアで流行し、 吉田秋生『YASHA-夜叉-』、『イヴの眠り…