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履歴を記録すること

『サンキュー、ジーヴス』P.G. ウッドハウス(国書刊行会)

ジーヴス物で読む初めての長編。これまで何度か長編よりも短編を読みたいと書いてごめんなさい。これまでの短編で感じていたような小気味よいリズムを損なうことなく、長編でも心地良いままだったのは、バーティーに降りかかる試練が質・量ともに衰えるどころかバラエティに富んでいたからではないかと。
ジーヴスがバーティーの下を辞めるところから始まるのでどうなることやらと心配していたけど、中距離恋愛くらいの距離感でうまいこと元主人を操っていたジーヴスには脱帽。終盤での復縁もジーヴスのさりげなくもしっかりとしたアプローチがうまいなあと勉強になる。
さて、今回の不仲スイッチはバンジョレレという楽器。バンジョレレって何ぞやと、Googleで画像検索したら1ページ目から『サンキュー、ジーヴス』の表紙画像が出てきて笑えた。