ALWAYS 三丁目の夕日(2005)
監督:山崎貴
先週録画していたものをやっと観ることができた。これはいい。映画ってやっぱり良いものなんだな、と久しぶりに感じることができた作品だった。ちなみにこの前にいいなあと思ったのは、ジュゼッペ・トルナトーレの「ニュー・シネマパラダイス」を観たとき。
それにしてもこの映画を観終えた後にNHKアーカイブスで、昭和44年放送のスーパーマーケットvs商店街の番組そして昭和36年放送の「行商」を見てしまうと、日本の経済成長のその後や映画と現実の記録とのギャップを感じずにはいられないんだけど、正直なところこの映画にそんな時代考証的なリアルさは不要であって、ただただあの時代という良き日に浸ることができただけで娯楽の映画として成功だと思う。お腹いっぱいになった。朝、湯たんぽのお湯*1を利用して堤真一が顔を洗うシーンなんかを見ると正月に祖父母の家に行ったときにそんなことしてたなあ、なんて懐かしい気持ちと親和性の高いディテールが散りばめられているのも満足度が高い理由なのかもしれない。
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*1:朝だから水になってるけど。