so:an

読む。書く。のこす。

スプリンクラー

一服の雨は一瞬で通り過ぎ、蒸し暑さが強調されてだけで困る。

『BUNGO ささやかな欲望』(2012)

期待を持たせた南の積乱雲は、稲光を抱えたまま西へ流れてしまった。一雨欲しい。 【告白する紳士たち】編を観て、 岡本かの子「鮨」鮨には嫉妬できない、という一言が物語る恋の距離感がよく。 坂口安吾「握った手」嫉妬せざる者には恋愛はしえず、に「鮨」…

白湯

受水槽を通ってきたシャワーの水は思わず水栓の色を確認してしまうほどの温かさ。青色で間違いない。 福岡市では、20日も午前中に35度を超え、15日連続、今年28日目と、猛暑日の記録を更新しました。最高気温は37.9度にのぼり、1890年に観測…

電子書籍と分冊への愚痴

暑い帰り道、オアシスとしてのブックオフで手に入れたのは、風呂読書用の105円本。 『姑獲鳥の夏』京極夏彦(講談社文庫) 『ダイナー』平山夢明(ポプラ文庫) 『恋愛小説』片岡義男(角川文庫) 京極夏彦のkindle版小説は、大人な理由があるとはいえ一読者…

引きずられた昼寝

録画していた『ほんとにあった怖い話 夏の特別編2013』を観るも期待外れに終わり、小野不由美『残穢』で口直し。 読みながら昼寝をしたせいかあまり良い夢を見られるはずもなく、この本にかなり引きずられてしまったかもしれない。 残穢作者: 小野不由美出版…

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pair

2連休という単語が手帳に登場したのは5月以来で、とりあえず休みの間にしようと抱えていた重しを放り投げてウダウダとする。ただ呆けて過ごす1/2休み。 湊かなえ『告白』を読み、中島哲也監督『告白』を観て、吉田大八監督『桐島、部活やめるってよ』を観て…

飛び石 暑い

読もうというキッカケ

西之園萌絵というキャラクターに嫌気が差してリタイアしたのが『封印再度』。森博嗣という作家に興味は残っていたのでエッセイやウェブサイトは読んでいたものの作られた物語に関しては、シリーズや登場人物が変わろうともこれまでは食指が動かなかったのに…

iPhoneから写真を投げてみる

ビールが美味しそうな夕陽。

夢敗れて病あり

初詣の際に健康第一と夢のない実利を祈願するようになってから数年経つ。 今年はほんの十日程で思いが足りぬと無下に断られ、貴重な連休を布団の中で過ごしている。インフルエンザのような症状でありながら、インフルエンザではあり得ない白血球の増加という…

百冊離宮

年が明け、仕事始めが近づいているこの時期に突然始まる大掃除。(但し、本棚のみ)。既存の本棚のキャパシティを超えた中での運用がしばらく続いていたので断捨離を実行する前に、整理整頓をしてみた。 テトリスで、|をスーッと入れ込んで、まとめて消えて…

電子な書籍リーダー

Kindle paperwhiteが手元に到着。当初の予定では年明け発送だったので早いと捉えることもできるし、注文してから約一ヶ月掛かったと考えることもできる。どちらにボールを置くかで性格がわかりそうな問題。 天神までKindle paperwhite用のカバーとフィルムを…

記紀こねこね

日記・週記・月記・四半記・年記。 パラパラと見返すほどのボリュームはまったくなく、あるがまま見たままで述べるとするならこの日記は年季が入っている。いや年記になっている。 完全に縁を切るには情が移り過ぎているし、毎日書いてくには習慣が抜け落ち…

更地

だらだらと突起のないのぺっとした日常。多少は凹凸のある面にしないと。ととと。 #24時-ASIAN KUNG-FU GENERATION

『結界師』田辺イエロウ

ツタヤでレンタルして週末に読了。全35巻。ちまちまと2週間かけて読んでしまった。 ここ1年の漫画サイクルは、ツタヤでとりあえず借りて読んで、また読みたいなと思ったものだけ購入するという流れが定着している。しばらく前までは、とりあえず買っちゃおう…

断章

雨。風。雷。 買い換えたヘッドフォンが、程良い耳あて加減で冷たい空気を遮断してくれる。 今朝方、慌ててひきずり出したコートには地名の入ったタグがついていて、ベルトが抜けていた。 #VIRUS-grapevine

逃避的満足感

静かに予定を消化し小さな満足感と共にさようなら。ラスボスはまだ鎮座したままなのに。 #Hell-see,syrup16g

黒い部分と桃い部分

風呂掃除。 黒い部分と桃い部分をブラシとスポンジを使ってこそぎ落とす。カビキラーを使うことが出来れば、この労力の五割くらいで掃除を終えることができるのに。そういう風な事をいつも通りに考えながら手を動かす。 思い浮かぶことはふわふわと取留めも…

腹溶け

冬の間に溜め込んだ体の中の余計なものを減らす。一季節の間に積もった埃を払いのけようと筋肉を突然稼働させると、いやーな空気と緊張感が溢れて腹筋をつりそうになる。以前に何度か嘔吐中に腹筋をつったことがあるのでその辛さがブレーキになって、前に進…

三日月と金星が出会う

2012年1月26日 細い月と金星が並ぶ 寒い。 コートを剥いで、スーツを奪って、Yシャツを脱がすと全身ヒートテック。黒。布袋寅泰の「スリル」が流れてきたらそのまま一言物申したくなるような格好。

9ヶ月ぶりとなる日記の出だしは殊の外に難しい。

蓮根のつかり具合を確認するために、一枚を手にとって口まで運んだ。 麺つゆは問題ないし、柚子胡椒も効いている。レシピのない簡単な料理なので、記憶だけを頼りにポリポリと食べてみるが中々針に引っかかってくれない。一味足りないだけなのに、大きな一つ…

四月馬鹿の恐怖

ほぼ満開の桜。斥候の役割を担ったと思われるヒノキ花粉に、微妙な目のかゆみと鼻のむずむずをやられている。いつまでたっても本隊は攻めて来ないので、思い切った対応が取りづらい。 それはさておき就職活動が終わった。おー就職先が無事に見つかったと、ひ…

2011年3月に読んだ本

見事にノンフィクションばかり読んでいた3月。物語の世界にうまくフィットできない時には、どうしても現実寄りの本に手が伸びてしまう。少しずつ物語の世界に戻っていくことにしよう。 3月の読書メーター 読んだ本の数:8冊 読んだページ数:2847ページ日本…

祈られる人

3月の中旬に入ったばかりの時期から動き始めいくつもの投稿を重ねる。心境は、投稿採用を心待ちわびる中学高校のラジオリスナーの頃と変わらない。おおよそ平均的に7営業日から10営業日後に反応が返り始める書類選考の結果は、今それなりにピークを迎えてい…

『戦中派闇市日記』山田風太郎(小学館)

昭和22年から昭和23年にかけての日記。 以前から自覚はあったけど、あらためて自分以外の人のただの日記を読むことが好きみたい。現在のブログの形式だけではなく、インターネットに出会った1998年頃から名も知らぬ見知らぬ他人のウェブ日記を読むのが楽しか…

仕込み中

ハローワークで求人を探して、履歴書等を送って書類が通れば面接。というサイクルで今日も面接だった。 失業手当をもらいながら多少ゆっくりするよりも早目に次の仕事にありつきたいと思う僕は、RPGで言えばレベル上げをちょくちょくしながら前に進む慎重派…

日曜日

晴れ。布団類をまとめて干す。 ドラマ版の「白夜行」をDVDで見る。まとめて観てしまう予定だったのに、1話目を観終えた段階で疲労がピークになったので、とりあえず2話まで。小説とは違い亮司と雪穂の内面が明らかに描かれる作りなので子供時代だけでお腹が…

会社臨終図鑑

昨日、25日の金曜日に現在の仕事が終了。31日までは有休の消化期間。会社という生き物の臨終に立ち会うのは妙な感じではあるけれど、初体験ということでは良い経験値になった。ただ、今後の人生で何度も経験したいという種類のものではないけれど。火葬まで…

遠距離派憂慮日記

11日(金) 14時46分ごろ東北地方太平洋沖地震発生。16時過ぎ出先のザワつきで知る。茨城の大洗町付近で勤めている弟に連絡つかず。熊本の家族に連絡。安否確認の窓口を一本に絞ることで話をつける。夜、首都圏に住んでいる友人たちから無事との連絡。同じく…