衣替えと新潮クレストブックス
秋晴れ。
本格的に衣替えをする。衣装ケースからのアウトプットと、へのインプット。厚手の布団は太陽にあて、猫も自身で日光浴。
午後、岩波書店『図書臨時増刊 はじめての新書』を探して何店舗か本屋へ足を運ぶもどこも置いてなかった。図書館に入ってくれると助かるんだけれど。代わりに新潮クレストブックスの創刊20周年のブックレットもらってきた。
もう20年経つんだ。本屋でアルバイトを始めたタイミングで刊行が始まったシリーズだったので覚えている。1998年の4月か5月くらい。特に1回目の配本(だったと思う)エリック・F・ハンセン『旅の終わりの音楽』は、タイタニックの楽団の物語で、当時食傷気味だった映画ジェームズ・キャメロン『タイタニック』と合わせて記憶にある。良し悪しは別にして。
新潮クレストブックスは、ベストを選べるほど読んでいるわけではないけれど、アリステア・マクラウドの作品と出会えたことは幸せだった。『灰色の輝ける贈り物』、『冬の犬』、『彼方なる歌に耳をすませよ』。寒い時期になると読み返している。これからも良い出会いがあればないいな。
- 作者: アリステアマクラウド,Alistair MacLeod,中野恵津子
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/11/01
- メディア: 単行本
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- 作者: アリステア・マクラウド,中野恵津子
- 出版社/メーカー: 新潮社
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2018年9月に読んだり、観たりしたもの
10月に入って1周間が過ぎ、3連休も最終日だった。10月1日より煙草値上げ。ただし、今年に入ってから禁煙継続中なので、影響なし。というわけで、9月に読んだもの観たもののまとめ。
☆5は、5作品。関根虎洸『遊郭に泊まる』は、遊郭の歴史をなぞりながらも宿泊ガイドブックとしても活用できるスグレモノ。まだ足を踏み入れたことのない青森への旅したい欲が湧いてきた。荻原魚雷『日常学事始』は、飾らないありのままの生活感にいちいち同意してしまった。生きる活動についての価値観が作者と近いのだろうなと思う。中原淳『働く大人のための「学び」の教科書』は、ここ1,2年の行き詰まり感から手にとった本で、腑に落ちる点が多かった。
そして、突然湧いて出た『ペルソナ3ポータブル』。おしゃれだった。日常と非日常を行ったり来たりするストーリーは、重いものがあったけれど、音楽とUIがおしゃれだった。おしゃれというかモダン。ゲームは、RPGとシミュレーションが好きです。そのままの勢いで『ペルソナ4ザ・ゴールデン』をただいまプレイ中。
2018年9月26日(水)
晴れ時々曇り。
台風24号が近づいている。九州に近付く予想でも福岡市内での影響はそれほどのものではない、というのがこれまでの経験則なのだけれど、台風21号の惨状を目に耳にしたばかりなので、少しでも逸れてくれたらありがたいというのが今の心境だ。
澤宮優『イラストで見る昭和の消えた仕事図鑑』(原書房)を読了。今は無くなった仕事や絶滅危惧になっている仕事の種類について、その仕事が始まった経緯や無くなった理由が記載されており面白い。戦前から戦後にかけての小説に登場する仕事について、文脈から何となく想像していた業務内容について輪郭をしっかりと与えてくれた。また、ここ数年目にすることの多い「AIで消える仕事」なども将来的には『平成の消えた仕事図鑑』として歴史的・民俗的な視点から振り返られることもあるのだろうなという感慨が湧いてきた。
- 作者: 澤宮優,平野恵理子
- 出版社/メーカー: 原書房
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2018年9月21日(金)
雨のち曇り。
初さんま。グリルで塩焼きをしていると、後ろで猫が一匹三役ほどでシュプレヒコールを上げながらうろうろとし始める。カリカリで我慢してもらう。
『新潮 2018年3月号』読了。2017年のリレー日記を読んでいると個人的な事柄と世相へのコメントで、近い過去1年の振り返りとして新聞の年末特集だけを読むよりは手に残るものがあるような感じを受けた。そうは言いながらも、印象にあるのは素朴な古井由吉の日記だ。
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/02/07
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2018年9月20日(木)
雨後曇り。
昨日の夕食で豚の生姜焼きを食べていたら歯の詰め物がとれてしまった。豚の生姜焼きで、詰め物がとれる理由が思い当たらないが、それはさておき7,8年ぶりに歯医者に行った。小刻みに何度も通う点が歯医者の苦手な点なんだけれど、何かのタイミングだと思い込むことで色々と修理と保全をしてもらうことにした。
待合室では、話題の新潮45ではなく図書館で借りてきた『新潮 2018年3月号』の52人リレー日記を読む。1年前も喜劇的に踊っていたトランプ大統領のことを思い出す。
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2018/02/07
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