so:an

読む。書く。のこす。

2009-01-01から1年間の記事一覧

つい口にする

ただいま。おかえり。ここをサボって、想像上の山を登って降りてきたらツクツクボウシが鳴きはじめていた。 村上春樹『国境の南、太陽の西』、宮本輝『ここに地終わり海始まる』。2冊とも内容は違うのに、僕の中ではいつもセットで思い出してしまう組み合わ…

B級飲料

ヤクルトと牛乳をブレンドして「ミルミル」味の出来上がり。カルピスよりも夏の思い出が詰まっている。

『バルタザールの遍歴』佐藤亜紀(文春文庫)

友人の強烈プッシュで佐藤亜紀の『バルタザールの遍歴』を読んでいる。というのも、著者のブログは率直な切り口が好きで読んでいたのに、作品は読んでいないという話をしたから。だけど、その猛烈プッシュがしっくりこない。いや、一つの肉体に二つの人格と…

8月5日

梅雨が明けた後に訪れた蒸し暑さ。今は8月だということを思い出させてくれた。

エログロナンセンスに惹きつけられる人のための観光案内

『珍世界紀行』都築響一(筑摩書房) 視界に入った途端、瞬間的に両の手で目を覆ってしまう。それでも、しばらく間をおいた後に固く閉じてしまった指と指を少しずつ離し、作り上げた隙間から覗きこんでしまう。そんな背徳的で暗い魅力に溢れたモノで満たされ…

梅雨明け

九州北部地方(山口県を含む)は、高気圧に覆われて概ね晴れていますが、強い日射の影響で内陸部を中心に雨の降っている所もあります。向こう一週間は、湿った空気の影響で雲が広がり雨の降る所もありますが、高気圧に覆われて晴れる日が多い見込みです。 こ…

2009年7月に読んだ本

小池壮彦が書く、怪異を解体するような内容の本に引きずられていた7月。それと、怪奇・幽霊関連のノンフィクションばかり読んでいた。気分だけは夏。 7月の読書メーター 読んだ本の数:17冊 読んだページ数:5188ページ図書館愛書家の楽園 ★★★★。本や図書館…

燻蒸

バルサンで部屋を燻蒸。蒸している間、「ハリー・ポッターと謎のプリンス」を観て笑ってきた。相変わらず原作を読んでいないので、原作通りなのか監督の意図なのか不明だけど、一部学園ラブコメになっていて笑ってしまった。 戻ってきたら玄関でゴキブリが2…

絡まれる

8月。西中洲で猫にからまれた。 たまに、とことん相性の合わない動物と遭遇することがある。何の前置きもなく、いきなり攻撃的なのだ。とても困る。こちらとしては友好的に挨拶をしたかっただけなんだけど。 ただ、似たような人間に遭遇する確率に比べたら、…

死者の上にある街・パリ

『ワールド・ミステリー・ツアー13 パリ篇』(同朋舎) パリおもしれー!と、気分が高揚してしまった1冊。この本をパリの観光ガイドブックとして捉えた場合、目的地で日本人と遭遇するという可能性は低いだろうけど、土産話として披露してもそれを受け入れて…

カウンター

梅雨も明けないまま7月が終わろうとしている。涼しくて良い夏になりそうだと浮かれていたら、野菜の値段が上がるよと平手打ちをくらった。どうりで。ここのところ八百屋でじゃがいものバケツ売りを見かけることがないはずだ。

地名クイズ

雨の週末は過ぎ去り、涼しさだけが残る。今朝方は涼しいというよりも寒かったけど。 強い雨の中、外に出る気力も湧かないので、TV画面に映し出されたL字の情報画面に避難勧告地域が次々と増えていくのを目にしながら福岡県の地図で場所を確認していた。が、…

雨の慕情

帰り道、靴屋で長靴を買おうかと真剣に悩んだ今日の大雨。今年は水不足になるかな、と書いていた時期が懐かしい。

日食を見た

天神でも空を見上げている人が多かった。皆が空の同じ方向を見つめるさまは、隕石が落ちてきたり、宇宙人が襲来してくる映画でよく見かける光景だった。

日食メモ@福岡

ここ1週間くらいの天気予報ほど当てにならないものはなかったけど、明日の晴れという予報は信じたい。 地名 食の始め 食の最大 最大食分 食の終り 福岡 9時37分39秒 10時56分5秒 0.897 12時17分48秒 2009年7月22日皆既日食の情報:国立天文台

サイテーな最低気温

29.5度。ほぼ真夏日な朝。寝ながら消耗していっている様子が手に取るようにわかる。 朝食はボウルに入れた氷水でキュウリとトマトを冷やして、もろみや塩で食べた。夏野菜の力を借りて体を中から冷やすしかない状態なんだと思う。旬の食べ物の力は偉大だ。

ノルウェイの森がエロかったおかげで

僕は顔を上げて北海の上空に浮かんだ暗い雲を眺め、自分がこれまでの人生の過程で失ってきた多くのもののことを考えた。失われた時間、死にあるいは去っていった人々、もう戻ることのない想い。 村上春樹『ノルウェイの森』p6。 初めて『ノルウェイの森』を…

デザイン変更の都市伝説

前回デザインを変えたのが4月だったので、四半期に一度変えているペースだ。多すぎる。 学生の頃に、煙草の銘柄をコロコロ変える奴は浮気する可能性が高い、といういかにも都市伝説らしい都市伝説があったけど、今では「煙草の銘柄」というキーワードが「ブ…

扇風機、非稼働

「南からの暖かい湿った風」というものが吹き込んでこなかったからなのか、いたって平穏無事な過ごしやすい1日だった。今日という日をベースに夏が過ぎさってくれると嬉しいんだけど、という妄想話で盛り上がった。 図書館で借りた都築響一の『賃貸宇宙』を…

ポール・マッカートニーとバンジョー

先日、11日の夜中にTVでマイケル・ジャクソンの足跡をざっくりとたどっている番組を見ていた時、マイケル・ジャクソンとポール・マッカートニーが組んだ曲「say say say」のPVを初めて目にした。その中で、ポールがステージ上で弾いている丸っこい楽器があっ…

段取りは重要なのです

何度も何度も寝返りを打ちながら、とうとう朝まで過ごしてしまった。そんな本日。あとで聞きかじったところによると最低気温は28.4度だったそうで。この際、熱帯夜は熱帯夜でもいいので、もう少しソフトランディングを目指して段階的に進んでいって欲しいん…

オクラと納豆とうどんと

昨夜の天気予報を鵜呑みにして、無防備な状態で今日を迎えたら想定外の蒸し暑さで色々と気力が萎えてしまった。何しろエアコンを設置していない環境なので、暑いだけでも干からびてしまうのにそこに湿度の重さまで加わると部屋の中で蒸し上がってしまい何か…

充電

午前中に晴れ、午後から雨。そして夜は曇り、と目まぐるしいながらも規則性のある週末の天気だった。そのローテーションを利用して午前は家事、午後は本読み、夜はごろ寝という生活。南の島で生活しているようなリズムは心地良かったものの、読んでいたもの…

firefox3.5

firefoxを3.5にバージョンアップ。いくつかアドオンが使えないので、恒例のNightly Tester Toolsを突っ込んで誤魔化しながら使っている。早く3.5に対応してくれるの期待しておこう。特にhatenabar。

この人と添い遂げる覚悟

雨も降らず、数日ぶりに自転車に乗ったところ後輪のタイヤが裂けていた。自転車屋のおじいさん曰く自然摩耗らしい。たしかにこの自転車にはもう5,6年乗っているし、前輪のチューブが裂けたのが3年前なので、それなりに頑張ったと褒めるべきか。 ここまで修理…

2009年6月に読んだ本

読みたい本が、だんだんとフィクションからノンフィクションへ移行していっているのがわかる。もしかしたら気候に影響されているのかもしれない。 6月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:2270ページ批評の事情―不良のための論壇案内 再読。 …

水瓶復活

ここ3,4日の集中的な雨でダムの貯水量が随分と回復したらしい。もっと計画的に雨粒を落としてくれればいいのに。

鳥のむね肉

ムネとモモを二択で並べられたときに選ぶのはモモ。でも、スーパーで手に取るのはムネ。 ただ、手に取ってはみてもムネ肉はさっぱりし過ぎていて「料理妄想力」のようなものがほとんど刺激されることもなく、結局いつも親子丼に姿を変えて食卓に載っている。…

『日本怪奇幻想紀行 二之巻 祟り・呪い道中』(同朋舎)

目次 丑の刻参りの呪詛に恐怖す―小松和彦 霊木と怪石の祟り話を探して―東雅夫 人に憑く、憑きものとは何か―加門七海 炭坑に纏わる怪談話を求めて―友成純一 九尾の狐の祟り、その殺生石を巡る―村上健司 恐怖の怨霊を鎮める、御霊信仰に迫る―多田克己 唐人お吉…

それはテロじゃない。ヘロだ。

僕の前を歩いていたおばさんが、突然おならをした。おならなんて日常的なことで問題ないんだけど、道を歩きながらさらに周囲に人がいる状況の中で、あまりにも自然におならを残していったことに意表をつかれてしまった。僕は後ろにいたので表情は読めなかっ…